コンテナハウスと言えば、やはり輸送用のコンテナを再利用されたものと誤解されている方もいらっしゃるかもしれません。確かに、コンテナハウスの魅力の1つは、海を渡って、あるいは陸路で長い旅をするコンテナが持つドラマをイメージさせることと言っても良いかもしれません。
でも、実際の正規のコンテナハウスは、輸送用のコンテナを再利用したものではありません。
それでは、建築確認が取れない、違法建築物となってしまうのです。
〇コンテナハウスでも建築確認は必要?
まず、コンテナハウスでも建築確認が必要かということについて簡単におさらいしておきます。
結論から言えば、必要です。
外部から運んで来て設置するコンテナハウスの場合、建築物に該当しないのではないかと考える方もいらっしゃいますが、いつでも動かせる状態にない、土地に定着し、壁や柱と屋根のあるものは、建築物と判断され、建築基準法という法律が適用されます。
その場合、建築確認申請というのを提出し、審査を受ける必要があります。
また、地域や規模、用途などから、建築確認申請を提出する必要なない場合でも、建築基準法を満たす必要がありますから、適合しないものは違法建築となります。
〇中古のコンテナでは、建築確認はとれない?
では、中古のコンテナで、建築確認は取れるのでしょうか?基本的には、輸送用コンテナでは建築確認を取ることはできません。
一見、頑丈そうに見える輸送用のコンテナですが、窓等の開口部を設けることで、強度も落ちてしまいます。
それに、使っている部材や構造、溶接等の築造方法に関して、建築基準法の規定を満たすことが出来ないからです。
このように中古の輸送用コンテナでは建築確認は取れない違法建築物になってしまい、行政指導がされることになるかもしれません。
〇建築基準法に適合したコンテナハウスとは?
中古コンテナでは建築確認を取るのは難しいということを紹介しましたが、もし、合法なものにしようとすれば、コンテナ自体をすっぽりと別の合法な建物の中にしまってしまい部屋のように使うことや、かなりの改修が必要となってきます。
中古コンテナを建築物として利用しようと考えておられる方は、その価格の安さが理由の1つだと思いますから、多額のコストをかけてまで改修等する理由はないと言えます。
建築基準法に適合する正規のコンテナハウスとは、輸送用のコンテナとは、全く別物で、はじめから建築物として、設計、造られたものになります。
使用されている部材も構造も輸送用のコンテナとは全く違ったものなのです。
まとめ
今回は中古のコンテナでは建築確認が取れないということを説明させていただきましたが、その場合、違法建築物として扱われるだけでなく、安全性や快適さにも疑問符が付きます。
BeatCapsuleでは、コンテナハウスの魅力をお伝えするとともに、合法で、安全、快適なコンテナハウスをお届けしたいと思っております。
コンテナハウスの本当の良さを、永く味わっていただくためにも、コンテナハウスに関することならどんなことでも、ご相談ください。後悔しない選択をしていただくお手伝いをさせていただきます。