コンテナハウスの誤解

「コンテナハウスって、お洒落で素敵なんだけど、ちょっと心配なところがあって、迷っている。」という方が、結構いらっしゃいます。コンテナハウスと言えども、安い買い物ではないですし、コンテナハウスを体験をしたことない方ならば当然かもしれません。ですが、コンテナハウスに関する疑問、心配の多くが、実は誤解に基づくものなのです。今回は、そんなコンテナハウスに関する誤解を解いていきたいと思います。

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○コンテナハウスに関する間違ったイメージとは?

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 多くの方が持っておられるコンテナハウスに関する誤解の多くは、海洋輸送用のコンテナから受けるイメージに基づいたものだと思います。例えば、次のような疑問、心配を持たれる方がいらっしゃいます。

 ・夏は暑くて、冬は寒そう。結露も心配。

 ・天井が狭くて、暗い閉鎖的な空間に閉じ込められたような感じになる。

 ・安全面が心配。

 ・デザインや仕様が決まっていて、バリエーションがなさそう。

 ・台風や地震などの天災に弱い。

 ・錆び等耐久性の問題がありそう。

 勿論、身近な方がコンテナハウスをお持ちだったりして、コンテナハウスを見たり、中に入ったりされた方は、このような疑問、心配は持たれないのですが、そのようなコンテナハウス体験が全くない方なら、当然かもしれませんね。

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○実は、コンテナハウスってこうなっている!

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 しかし、先ほど紹介したように多くの方がコンテナハウスに関して違ったイメージを持っておられるようですが、実際には、コンテナハウスは次のようになっています。

 ・断熱性能も十分備えていて、結露の心配もない。

  断熱材を貼ったり、ポリウレタンフォームを吹き付けることにおって、普通の建築物と同じように、外断熱、内断熱といった断熱工事が可能で、結露の心配もありません。

 ・明るく開放的な空間が待っている。

  コンテナの規格は、高さが、2896ミリと2596ミリとなっていますから、天井の高さについては、通常の建築物と同じような高さを確保することができます。また、建築用コンテナでは、窓など開口部を設けることができるようになっていますから、明るく開放性のある空間を作ることが可能です。

 ・2階建てをはじめとして色々な形体、デザインが可能。

  コンテナハウスでは、いくかのコンテナを組み合わせることで2階建て等色々な形、大きさにすることができます。また、デザインについても外装によって、オリジナリティー溢れるものにすることができます。

 ・建築基準法を満たしているから普通の建築物と同じような安全性が担保されている。

  建築用コンテナは、JIS規格に基づく鋼材が使われ、認定工場で溶接もされている建築基準法に定められた基準を満たす構造となっていますから、強度、安全性といった面でも安心です。

 ・通常の建築物と同等かそれ以上に天災に対しても強い。

  海洋輸送用コンテナ自体が頑丈に造られていて、長い間船に揺られて輸送されても大丈夫なように建築用コンテナも、とても頑丈にできています。しかも、シンプルな構造ですので、台風や地震といった天災に対しても、安心できる、シェルターといってもいいような存在になっています。

 ・適切なメンテナンスにより長寿命化が可能。

  建築用コンテナは、鋼材でできていますが、定期的な塗装等のメンテナンスをしてやれば、長く使い続けることができるものです。これは鉄塔などの鉄でできた構造物を見ていただければわかる通りです。また、これは、一般的な建築物にしても、外壁塗装や防水工事といった定期的なメンテンスは必要となってきますから、建築用コンテナだけに限ったものではありません。

今回は建築用コンテナについての誤解について、説明させていただきました。せっかく、

コンテナハウスに興味があっても、このような誤解から一歩踏み出すことができないのは

勿体ない話です。建築用コンテナについて、正しく理解していただき、そして、人生の可

能性を拡げてみてください。

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